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わが家のワークとライフの夢とルール

夫と妻で話し合ったことを「わが家のワークとライフの夢とルール」を例に書いてみましょう。

わが家のワークとライフの夢とルール

「我が家のワークとライフの夢とルール」書き方の手順

1.第1条の「目的」及び第2条の「経営方針」の書き方

農業経営と家族の目標を書きます。これが家族農業経営の特徴であり良さです。農業経営と家族の目標を同時に叶えていくことができます。会社は会社の目標を定めますが、従業員一人一人の目標を会社の目標として書くことはありません。「理想のライフとワーク」で話し合ったキャッチコピーを参考に、農業経営と家族の目標を書いてみましょう。

ヒント

第1条「目的」記入例

(例1) チャレンジ精神を忘れず、家族が協力し合って、ゆとりと楽しみのある農業を目指す。

(例2) この協定書は、お互いに責任ある経営への参画を通じて、パートナーシップ経営を確立するとともに、健康で明るい家庭の建設を目的とする。

(例3) 夢を持ち、やりがいのある農業を実現させるため、家族各自の能力を発揮し、円滑な家族関係のもと、わが家の農業と農家生活の健全化を図ることを目的とし、協定を結ぶ。

ヒント

第2条「経営方針」記入例

農業経営の方針を明確にします。

(例1) 経営方針、経営計画の策定にあたっては、家族全員が参画して行うものとする。

(例2) 夫「○○」妻「○○」はお互いの能力、得意分野を活かした農業経営を実現するため、記帳結果に基づき、作業が一段落した 12 月下旬から 1 月中旬にかけて十分に協議し、今後の資金計画、作付計画、施設の導入、就業条件等について長期及び年度別経営計画を樹立し経営方針を決定する。

2.経営の役割負担 ~その他必要な事項~

「○○家の営農・生活設計表」と「ライフとワークの現状・問題点・理想・対策」で話し合った内容を参考に、第3条から次々に書いてみましょう。書ける箇所だけでも結構です。
実際に家族経営協定を締結している農家の事例も参考にしてみましょう。

家族経営協定書の事例は「家族経営協定書の事例」参照

いかがでしょうか ?「わが家のワークとライフの夢とルール」を書いてみると家族経営協定の内容とほぼ同じではないでしょうか ? 夫と妻でライフとワークについて話し合っているうちに、「家族経営協定」らしきものができてきました。
今回は夫と妻で話し合っていますが、家族農業経営ですので、今後は両親や子供など家族全員でよく話し合って内容を決めていきましょう。
さらに協定締結農家の体験談を聞いたり、近くの普及指導センター、農業委員会などにも相談してみましょう。

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