コラム:実践事例を見てみよう!
取組み事例1 京丸園 静岡県・施設野菜
取組み.1
姫ネギの収穫コンテナを小さくしたことで、軽量化を実現。女性も運びやすい重さとなった。
取組み.2
収穫後の姫みつばを仕分けるときに使うコンテナを大きいものから小さいものに変えた。その結果、軽くて持ちやすくなるというメリットの他にも、「コンテナに詰める量が少ないので野菜が傷つかない」「コンテナの数をこなせてやりがいがある」という声も聞かれた。
取組み.3
従業員が増えてきたため、既存の休憩室やロッカーでは不足してきた。その際姫みつばの作業場では、調製室のスペースを使って必要な空間を確保した。作業スペースを多少削ってでも、従業員が体を休める場所を作ることを優先した。
取組み.4
立ち作業をする従業員が使用するクッションマット。これを足下に敷くことで、冷え対策と膝への負担軽減になる。マットは数種類用意し、一人一人に合ったものを使ってもらっている。
取組み.5
その日の作業で収穫しないちんげん菜のスペースには、分かりやすいように「×」のラミネートを置いてある。誰でも一目で、収穫するかどうかの区別がつくようになった。
取組み.6
ちんげん菜につく害虫のリストをハウス内に張り出している。幼虫、成虫、角度をかえた写真に簡単な解説をつけている。こうすることで、詳しいことは分からなくても、見つけたらすぐに誰もが管理者に知らせることができるようになった。
取組み事例2 Sunso 香川県・露地野菜(ネギ)
取組み.1
トンネルをはるために支柱を立てる作業。支柱は重かったり持ち難かったりするので、市販の道具を使って軽労化をはかっている。
取組み.2
これまでは掃除用具(左)も、カッター(右)もそれぞれ一箇所にまとめて置いておいたが、作業に必要な本数や個数を従業員で話し合い、適正数と配置を決めた。
取組み.3
航空写真に圃場の位置をシールで示したもの(左)。本社から近い順に番号をふってあり、これを休憩室に張り出して、空き時間に見られるようにしている。また、圃場の位置を拡大し、ラミネート加工して、圃場まで持ち歩けるようにしている。(右)
取組み.4
週間スケジュール表を作成(休憩室に張り出し)して、1 週間の作業を見える化。
- 1週間ごとのタイムスケジュール。流れを確認・把握できるようにしている。
- 作業内容をチームごとに分けて記載している。
- 草抜き・定植・スミサンスイの設置など、やるべきことを優先順位をつけて記載している。
- 作業場の注意事項。作業前に必ず全員に読んで理解してもらう。
- 防除が終われば、圃場番号を記載しているマグネットを裏返す。2 チームで行うため、どこまで終わったかが分かりやすい。
取組み.5
- 休憩室に図面を書き、播種日、枚数を記入。
- ハウスには列ごとに番号を付ける。
- 作業指示書のみで各自で確認し、作業を始めることができる。