女性農業者のつながりの重要性について国連本部でスピーチ(山形県)

結城(ゆうき)こずえさんは、民間企業に勤務していましたが、仕事と家庭との両立に悩み、平成26(2014)年に退職し、地元の山形県天童市(てんどうし)で就農しました。現在は、果物の加工品を製造・販売する会社「Yamagata goodies(ヤマガタグッディーズ)」を経営しています。

平成28(2016)年には、若い女性農業者同士がつながる機会を作るため、天童市(てんどうし)農業協同組合にフレッシュミズ部会を結成し、部会長として活動しています。また、同年、農業女子プロジェクトに参加したことを機に、得意の英語を活かして香港で自家産のドライフルーツの試食販売を行いました。

このような活動と前職での経験がきっかけとなり、平成30(2018)年3月に開催された「第62回国連女性の地位委員会」のサイドイベントで、自身のこれまでの取組を英語で発表しました。女性によるネットワークの大切さについて発表したところ、「家族で農場を経営するという目標ができた」とケニア人女性から嬉しい感想をもらうことができました。また、平成31(2019)年2月には、県内の女性農業者が意見交換や共に学ぶ場を持つとともに、相互の連携を図るための「やまがた農業女子ネットワーク」を設立しました。

国連本部でスピーチをする結城(ゆうき)さん(右から2番目)

 

※「平成30年度 食料・農業・農村白書」より

(農林水産省)(http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h30/h30_h/trend/part1/chap3/c3_2_00.html#ins42)を加工して作成